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深谷青年会議所通信

2014年7月の回覧板にて、一般社団法人深谷青年会議所第51代理事長村岡守と小島進深谷市長の「まちづくり対談を回覧させていただきました。紙面の都合上、掲載できなかった内容もございますので、実際の対談内容を下記の通り掲載させていただきます。
また、回覧紙面につきましては、深谷青年会議所事務局及び市内公共施設等に置いてありますので、是非、手にとってご覧いただければと思います。

村岡理事長(以下理事長)
本日は、お忙しい中、ありがとうございます。一般社団法人深谷青年会議所(以下深谷JC)は、本年、51年目の新たな一歩を歩みだしました。市長におかれましても、本年2期目のスタートを迎え、奇しくも同じ環境の中、共にこの地域を「前進」させていくために、有意義な対談が行えればと思います。

小島市長(以下市長)
深谷JCには、日ごろ、深谷市を盛り上げて頂いており、感謝申し上げます。本日は、飾りの言葉よりは、市と私がやりたいことを含めて、話をしていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

民の皆さんと一緒になってつくるまちづくり~

理事長:今後のまちづくりについてお聞かせいただけますか?

市長:

今後のまちづくりは、「協働」で行っていかなければ、成り立たないのではないかと考えています。時代の変化の中で、価値観が豊かになり、成熟した社会の中で高度成長と同じような事は出来ないと思います。そこで、市民のみなさんと一緒に汗をかいて、知恵を出して、一緒にまちづくりをやっていかないといけないと思い、「協働事業」担当部を今期、立ち上げました。

理事長:

「一緒に行うまちづくり」その通りだと思っています。この地域には、TMOの事業がたくさんあります。しかし、残念なことに、私たちも知らない事業がたくさんあります。せっかくみなさん汗を掻いて行っている事業なのに知らないということはもったいないと思います。こうした事業をお互いにリンクさせていただくことで、この地域のまちが活性化していくのではないかと思うのです。例えば、先日、妻沼の手作り市を拝見させて頂きましたが、大変な賑わいで盛り上がっておりました。深谷市内では他の市町村と比べ多くのイベントやお祭りが開催されていますが、市民の皆さんにどこまで周知出来ているのかとも感じました。

市長:

深谷市では、民間の皆さんが色々な形でどんどんイベントを開催して頂いており、協働事業としては周りの市町村よりも進んでいると思っています。それをもう一歩進めていければ、様々なネットワークが出来てくるのではと思います。中心市街地についても区画整理が進んでおりますが、民間の皆さん、特に若い方々がチャレンジ出来る場所にしていきたいと考えています。区画整理事業の進捗に合わせながら、空地での民間の皆さんからの提案やチャレンジを実現できる様なシステムを構築していきたいと考えています。

理事長:

今回深谷JCでは、「地域の人々が世代を超えて交流出来る場所をつくりたい」という想いで、駅前通りにて「わくわくコミュニティプラザ」というイベントを、多くの団体、地域の皆様のご協力のもとに開催させて頂きました。

市長:

これからは競争より共生共存社会であると考えております。中心市街地に「モノやカネ」だけでなく、楽しさを共有できる「時間と空間」を創出できたらと考えています。現在、ふっかちゃん横丁や深谷シネマなどには人が集まっており、これからドッグランも始まる予定です。趣味や生活様式が多様化する中で様々な取り組み、チャレンジの提案を実現することで、人が集まるきっかけをつくり、中心市街地の活性化に繋げていきたいと考えています。

3世代交流とコミュニティ強化による治安維持~

理事長:

現在の深谷市の人口については、あまり変化はないかと思いますが、その人口構成については65歳以上の割合が多くなってきています。今後、若い層の方を中心なのか高年齢層世代中心なのか、その中で求められるものも変わってくると思いますがいかがお考えですか?

市長:

おそらく高年齢層になるのではないでしょうか。少子高齢化は深刻な問題として受け止めていますが,私はそれ以上に、元気な高齢者がいるこの時代は他に無いのだから、逆にポジティブに考えていくべきだと思っています。元気な高齢者がいて、いろいろな趣味の中に生きている。こういう時代は他にはないと思うので、これを生かさない手はないだろうと思います。例えば深谷JCが仕掛けた中で高齢者の方々が「若い奴がやってくれた」、「一緒にやっていて面白いな」というのがあっていいと思っています。

理事長:

そうですね。土地区画整理期間中のにぎわい空間の維持という土地の利用のところで、高齢者の方、親世代、子ども達と分かれた時に、全体が集まれる場所というのがなかなか見つからない。中心市街地だけでなく、様々な層の人が集まって立ち寄る場所が、期間限定的ではなくて、創造できないでしょうか。にぎわい空間の維持に魅力があって、ただ土地区画整理の間の期間だけではなく、その後においても、そういう場所を考えていくべきではないのかなと思います。

市長:

例えば、秩父のみやのかわ商店街の様に、商店を再生させて学校が終わったら、子ども達を見守るという仕組みを作った地域もあります。クリアしなければいけない問題は多々ありますが、深谷シネマや緑の王国にいる高齢者の方々は、子どもをみることは行いたいと話をしている。そこに深谷JCあたりがひとつ絡んでくれれば面白いことが出来そうな気がします。

理事長:

深谷市中心街で言えば、駅前を使うのは結局通勤だけになってしまうという現状があります。そこのにぎわいを取り戻すためにはどうしたらよいか、そこに3世代交流できる場所があればというのが、私達が考えていたところです。3世代間の交流自体がなかなか無いと、治安の部分も含めてあまりよろしくないと思いますし、そこをもう一回見直す必要があるのではないでしょうか?

市長:

区画整理の公園というのは災害の時には避難所になると思いますし、そこの地域の緑という部分での公園は作っていくべきだと思います。また、これからコミュニティという中で一番の基本は自治会だと思っています。様々な課題や問題点もありますが、このコミュニティの強化が治安維持につながっていくのではないかと思っています。深谷中心市街地では、今後目指していくところを地元の人達と考える組織が少しずつ出来上がってきています。今後は、行政と地元が協働で進めていくというまちづくりをしていきたいと思っております。

土愛醸成による市歌制定を目指して~

理事長:市歌制定の状況についてお聞かせください。

市長:

市歌は、ふるさと深谷を誇りに感じることができ、長く歌い続けることのできる歌を市民の皆様に歌って頂けることは地域の連帯感や郷土愛の醸成に効果があると考えられます。このため市歌制定につきましては、来年度が市制10周年ということもありますので、今後制定の方法も含めて関係団体の皆様と検討を進めて参りたいと考えております。

理事長:

私達は、去年市民アンケートを行わせていただきました。市民の1%、1400人のアンケートをとらせて頂き、「市政が一緒になった意識がありますか」という問については、53.3%の方が「共通意識がない」との回答でした。「市歌という共通のものがあった方がいいですか」という問については、75.2%の方が「市歌をやるべきだ」という回答を頂いております。

市長:

今度の市制10周年というのが、市民のムーブメントを起こしていくきっかけとなればと思っています。その中で、深谷JCも含めて、協働で取り組んでいきたいと考えています。そして、出来上がった後、今度はこの市歌をどれだけ市民に浸透させていくかはこちらの仕事になってくると思っています。

理事長:以前に「出来たものを伝播させることに関しても、全力で行う」とお話していました。

理事長:

以前に「出来たものを伝播させることに関しても、全力で行う」とお話していました。

市長:

小学生が卒業式で歌ったり、行政がいろいろな式典があったりした時は歌が流れるとかね。

理事長:

そうですね。あくまで、市歌を作ることが目的ではなくて、「市歌を使って郷土愛の醸成を行う」と思っていますので、今後共、よろしくお願いいたします。

の街に住んでいて面白いと思えるまちづくりを~

理事長:

寄居町を含めた近隣地域との関係についてお聞かせください。

市長:

花園ICの観点から、産業拠点を推し進めようと考えております。また、寄居のスマートインターチェンジの設置もこれからやっていきますので、こちらの周辺の道路も整備をやっていきます。特に花園ICにつきましては、まだ問題点はありますが、アウトレットモールを核として振興を図り、これを起爆剤にしまして、寄居町を含めて、県北・秩父方面、皆野なども含めまして、活性化につなげようと考えています。お互いもう競争する時代ではなく、一緒に共存していく方向で考えております。この街に住んでいて面白いと思えるまちづくりを、地域の方と協働で行っていきたいと思っています。

理事長:

寄居町も深谷JCの活動エリアになっています。今後は、近隣地域を含め県北全体でまちづくりを前進させていければと思います。本日は、ありがとうございました。



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