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4月27日 市長×理事長対談

場所:深谷市役所

福地理事長 4月25日に深谷駅前通りを歩行者天国にして「FUKAYA HOT STREET PROJECT」を開催しました。私たち深谷青年会議所は、中心市街地の活性化の観点から、数年来同様の事業を行っております。今年は、地域の活性化にプラスしてボランティアを含めた市民活動団体と連携した企画、そして次世代を担う子供たちの育成ということで、子どもたちの職場体験を行いました。そこで、本日は「中心市街地の活性化」「市民活動団体との連携」「次世代を担う子供たちの育成」のテーマでお話を伺いたいと思います。まずは、中心市街地の活性化について、市長の考えている今後のビジョンについてお聞かせください。

小島市長 中心市街地については区画整理で、ある意味、「まち」が止まった状態になっています。あの区画整理はジグソーパズル的な手法なので、かなり難しい部分があります。ここで一回、前向きに、熟慮すべきと思っています。コンパクトシティではないけれど、「福祉のまち」みたいなお年寄りが歩いてどこへでも行けるようなまち作りを目指し、何とかしたいと考えています。

福地理事長 まちづくりの中長期的なビジョンを考えるためには、テーマを持ったまちづくりも一つの方法だと思います。
つぎに、市として、今、現状のまちを活かした活性化についてはどのようにお考えでしょうか。

小島市長 駅の隣に公園や神社があるというロケーションは、高崎線沿線で他にはないので、そのロケーションを活かして深谷駅を中心とした、多くの来客を見込めるイベントを行い、駅を利用した特産物の販売等を考えています。

福地理事長 「FUKAYA HOT STREET PROJECT」ではボランティアの方に体験型のブースを出展していただいて大変好評でした。様々なイベントを企画するに際しては、市民活動を行っている団体との連携・協働ということも必要だと思います。深谷青年会議所では、市民団体の連携という観点から、昨年、ボランティアフェスティバルを開催しました。市民活動団体と行政との連携、協働について、市としてはどのようにお考えですか。

小島市長 まずは、自分はボランティア活動をしている現場に行って、色々な人と話をしたいと考えています。どこかに集まってもらうより、やっぱりその活動しているところに、私が行って、実際の活動をしている方から細かい話を聞きたいと考えています。

福地理事長 実際の現場で活動を知るという事なのだろうと思いますが、実際の現場を知った上で、市がどのように関わっていくのか、この点はどのようにお考えでしょうか。

小島市長 ボランティアは、もちろん市や地域のためにやっていただいているけれど、それだけではなく、自分の価値観をいかしていくことが大切です。その価値観は個々に違いがあって、全部一緒にするわけにはいかないと思います。しかし、公のために人が動くっていうのは、これからの少子高齢化の中では絶対必要なので、市としては活動しやすい環境づくりをしなくてはいけないと思います。そして、環境整備を行っていく際には、行政と深谷青年会議所が一緒になって議論していければと思っています。

福地理事長 深谷青年会議所では、昨年に引き続きボランティアフェスティバルを企画しております。今年は、実行委員会を立ち上げてやっていきますので、今後のご協力をお願いします。
次に、少子高齢化についてお聞きしたいと思います。深谷市においてもやはり少子高齢化は避けられない問題だと思います。深谷市としての考えをお聞かせいただければと思います。

小島市長 少子高齢化に関しては深谷だけではなく全国的な傾向です。このことは日本全体で考えるべきことですので、深谷市独自にやるという部分については悩んでいるところもあります。間違いなく今まで水道の蛇口を緩めてきた部分を閉めていかなくてはなりません。事業についても、皆さんの血税をかけてやる以上、きちんと仕分けする部分が出てくると思います。
少子高齢化への対応については、市としては環境整備を行っていきたいと考えています。先ほど申し上げました通り、高齢者の皆さまに関しては色々なボランティアを含めてた、地域活動を中心に支えていただきたいと考えています。市としてはその環境を作りたいと考えています。また、少子化に関しては、子育てしやすい環境を作りたいと思っています。もちろん予算をかけて保育園を増やすという利便性などハードの部分もありますが、心の中のケアなどの子育てでもソフト的な面の支援というのも大切だと考えています。

福地理事長 深谷青年会議所では、次世代を担う子供たちの育成として私達、深谷青年会議所では、市内全19校の小学校の子ども達110名に応募いただいて、「21世紀少年団」という事業を行っております。先日の「FUKAYA HOT STREET PROJECT」では出展企業での「職場体験」を行いました。今後、5月にはキャンプ、9月に子ども達が『こう深谷市を考える』という事業を通して地域を愛し、逞しく育ってほしいと考えております。市としての次世代を担う子供たちの育成についての考えをお聞かせください。

小島市長 先ほど申し上げました通り、子育て環境の整備というのはもちろん行政の仕事だと思っています。青年会議所の皆さんがやっているのはそれ以外のソフトな部分なので、私は深谷青年会議所がやり易いようにやっていただければいいと思っています。教育に関して、みんな良いと思ってやっても、それがすぐに良い結果に出る場合もあるし、もしかしたらその子ども達が大きくなった時、それが良かったなという結果もあるかもしれないので自分もはっきり言って答えが出ないです。だから、これじゃ駄目なのだという事はないので色々な思いの中で後ろを見ないで前向きにやって下さい。

福地理事長 これまで青年会議所の活動に際しては、市に対して協力をお願いしてまいりました。これからの深谷市と青年会議所のお互いの関係について、市長としてどのようなお考えでしょうか。

小島市長 是非、青年会議所とは、色々な形でお互いに連携出来るようなことをやっていければ良いなと思います。どうやって街づくりを進めていけば良いのだろうかという、お互いに意見交換が出来るような立場でいていただければなと考えています。
私が考えるこれからの市長の理想像は、やっぱり大きい声はある程度抑えて、小さい声や聞こえない声を吸い上げてそんな中で良いバランスを作っていくようなリーダー。自分が目指すリーダー像はオーケストラの指揮者だと思っています。私が全部の現場に行って、活動を見て、話を聞く位の気持ちにならなくてはいけないなと思っています。だから一所懸命がんばって、汗かきますよ。だから一緒にやりましょう。

福地理事長 そうですね、はい。我々青年会議所あくまでも40歳までの会員で構成されている団体ですので、思い切って今後事業もやって行きたいなと思います。きっかけは、どこにあるのか分かりませんが、地域のために、いろんな事を是非やっていきたいなと思っています。それには、深谷のPRが必要だと思います。今日、このパネルがあってすごいなあと思いました。「深谷ってこんなまち」と、どんどんPRしていくことが必要だと考えています。

市長 このパネルは別に委託会社に頼んだわけではなくて、市のパソコンとプリンターで作った手作りです。PRについていえば、イメージ戦略が大事だと考えています。その一つに、深谷市のイメージカラーという事があります。自分は、野菜の緑とレンガの茶色この2色が深谷カラーだと考えています。

理事長 深谷ってこういうものとイメージできる戦略ですよね。

市長 やっぱり、野菜とか花の緑とレンガの茶色この二つははずせませんから。レンガの茶色には、この地にレンガ産業を築いて下さった「近代資本主義の父」郷土の偉人、渋沢栄一翁の功績も当然、込められています。これからは公共施設には緑色と茶色は入れていこうと考えています。両方は入らなくてもいずれか一方は是非にと考えていますので、青年会議所でも是非とも参考にして下さい。

理事長 最後に、小島市長にとっての理想のまちづくりについてお話ください。

小島市長 行政というのはまちづくりに関して言えば、住民の方に潤いのある生活を送っていただけるための、手助けをするくらいの部分しか持っていないと思っています。このまちに住んでよかったという、ほっとする部分がつくれるまちづくりは何か、いつも考えています。このまちに住んでいて、ほっとする部分があるまちを創っていければと考えています。まちづくりとは、そういうものだと思っています。色々みんなの意見も聴きたいし、今後も多くの方々と、意見交換していければと思っています。

理事長 そろそろ時間ということになりました。本日はありがとうございました。

 

 

 
 
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